パンには冒険の夢
パンは持ち運びが簡単なところがいい。
子どもの頃の夏休みはラジオ体操に行って宿題をして、それからお財布もって図書館に行ったものだった。途中のパン屋でお昼を調達したら、何時間でもこもっていられる。プールでがんがん泳ぐのも楽しいけど、ひんやり涼しい図書館で本に没頭するのは格別った。
子どもの頃は無限にアクティブであり、炎天下のなかずいぶん遠くまで自転車を走らせても平気なのだった。完全インドアな現在の自分からは想像もつかない。当時住んでいた町を車で走ると、そのずいぶんな距離もささやかなものだったことに気づいて、しんみりしたりね。
当時読んだ本で、『長くつ下のピッピ』だったかなあ、大きなパンをそのままお弁当箱にするっていうのがあった。パンの上部を切ってフタにして、中身はくりぬいて、そこにソーセージやチーズを詰めて。小さいパンには辛子やバターを入れて添えてある。子どもが考える最強のお弁当って感じだ。冷静に考えると、大きなパンはお弁当として食べるには大きすぎる気もするけど。
もうあんなにパン食べられなくなったなあ(そこかい)。
パンツァネラ
固くなったパンをおいしく食べられるサラダ。中身は何でもよいですが、トマトは必須です。
この日の中身はアボカド、ミックスビーンズ、ツナ。
ボウルにドレッシング(オリーブオイルと酢を3:1くらい、塩コショウ適量)を入れ、トマトやその他野菜を角切りにして加え、ちぎったパンも加えて冷蔵庫でちょっとなじませます。1~2日保存可。