よそじの料理帖 セミヴィーガン実践中

首尾一貫していない食事のメモ(動物性食品と乳製品控えめ)

きゅうりのサンドイッチと、村上春樹の英語ジョークが滑っていた思い出

きゅうりだけのサンドイッチが好きだ。ピーラーで薄くそいで、バターをきれいにぬった食パンに並べる。野菜の断面ってきれいだなとほれぼれする。でも、ま、ハムも入れるか。ハムおいしいもんな。

きゅうりだけのサンドイッチ、ルーツはたぶん英国式ティータイムとかにありそうな気がするけど、私が存在を知ったのは村上春樹の小説のなかだった。『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』かな? 違うかもしれない。とにかく、ハムとチーズは入らないやつだ。

好きなのでたまに作るが、こういうのって独身のレシピだなっていう気がする。だって、家族がいる家の冷蔵庫ってだいたいハムとかスライスチーズとかあるし、あったらやはり、はさみたくなるものでしょう。

村上春樹といえば、彼の講演をNYCで聴いたことがある。講演というか、インタビュアーがいたから対談かな? 英語でしゃべっていて、彼がなにか作家性についてジョークを飛ばしていたんだけど、みごとに滑っていた。けっこう愉快な人なんだなと思ったけど、でも、ウケてはいなくてせつなかったよ。 

f:id:juujiichi:20210723094211j:plain

結局今日もハム入りのきゅうりサンドイッチ。それはふつうにハムときゅうりのサンドイッチで、ぜんぜん村上春樹的ではない。 

f:id:juujiichi:20210723094302j:plain

きゅうりは薄くスライスして塩を振っておくと、夏場でも2~3日持ちます。サンドイッチやサラダに入れたり、酢の物をすぐ作れて便利です。きゅうりから出た水分を切らないことが長持ちする秘訣。ゴーヤもおなじ方法で使えます。